2018.11.14発売、4th EP「FABBY CLUB」に寄せられたレコメンドコメント公開!

 


ライター 三宅正一
1978年生まれ。法政大学卒業後、株式会社スイッチ・パブリッシング入社。カルチャー誌「SWITCH」の広告営業と編集を兼任。
その後、カルチャー誌「EYESCREAM」の編集を経て、2004年に独立。フリーラ イターとしての活動を開始し、現在に至る。
現在は音楽を軸としたカルチャー全般に関するインタビュー及び執筆を担当。2017年12月、主宰レーベル・Q2 Recordsを始動。

 

誰もが愛さずにはいられない、“最高の人たらしバンド”

いや、なんというか、TENDOUJIは“最高の人たらしバンド”だ。“人たらし”という言葉が持つ本来のニュアンスには、ネガティブな意味合いが多分に含まれているが、TENDOUJIにそれを捧げるにあたっては、すべての要素がポジティブな ものに反転する。そう、バンドにまつわるありとあらゆる概念や事象をどこまでもチャーミングな様相でポジに変換させる──それはTENDOUJIの音楽性や生き方の本質に迫るにあたって重要なキーワードなのではないかと思う。
90年代から10年代までの(主にUSの)インディ/オルタナ/ローファイサウンドをあまりに非作為的で天衣無縫な手つきで昇華したその音楽像は、決して技巧的ではないがすべての隙間を気持ちよくグルーヴさせるアンサンブルと驚くほど人懐っこいグッドメロディによって築き上げられている。いくつもの参照点を見出すこともできるが、着地の仕方が独創的なゆえに最終的には比較対象がない。そして、フロアで笑いながら踊っていたら、自分でも気づかないうちに落涙してしまっ ているような、絶妙にヒューマニスティックなロックサウンドをTENDOUJIは体現している。
メンバーのアサノケンジ(Vo,Gt)、モリタナオヒコ(Vo,Gt)、ヨシダタカマサ(Ba)、オオイナオユキ(Dr)の4人は全員が千葉県松戸市出身で、中学の同級生だ。結成は2015年。え、そんな最近なの?と、思うはずだ。学生時代からバンド活動をしていたわけではなく、この4人で楽器を持ち、曲作り、ライブをするようになったのは20代半ばを過ぎてからだ。その時点でビハインドを背負ってるという見方もできるだろう。しかし、TENDOUJIにしてみれば特別なバンドストーリーを始めるのが少し遅かっただけ、となる。
そう言えば、少し前にケンジくんと話をしたときの印象深いエピソードがある。TENDOUJIが今年の3月にSXSW(毎年アメリカ・テキサス州で開催される世界最大の音楽や映像のインタラクティブフェスティバル)に出演した際に渡航費などでメンバーの財産を使い果たしたという。「だから、これからすげぇ稼がないといけないんですよね!」と  大笑いしながら言う彼の表情は完全に憎めないバンド少年のそれだった。
自主レーベル兼プロダクションである「浅野企画」を立ち上げて作品を世に送り出し、ライフワークのようにライブを重ね、DIY主義を貫いてきたこの3年間は、TENDOUJIの独立した求心力を少しずつ浸透させていく時間だった。そして、次世代ロック研究開発室とタッグを組んでリリースするこのニューEP『FABBY CLUB』を皮切りにTENDOUJIはもっともっと多くの人に愛されるためにまだ足を踏み入れたことのない場所に向かっていく。
今作のプロデュースを手がけたのは、これまでDAOKOやフジファブリック、The Wisely Brothersなどを手がけてきたGREAT3の片寄明人。バンドの本質を漂白させることなく、旨味だけをトリートメントする彼の手腕は、収録されている 全5曲に遺憾なく発揮されている。
陽性のムードを全開にダイナミックに疾走するパワーポップM1「Killing Heads」、柔和で美しい歌メロとコーラスワークが光るネオアコ調のM2「Something」、まるでグランジバンドがWeezerをカバーしたようなジャンクさとキャッチーさを 爆発させるM3「Peace Bomb」、ローファイサイケな音像が陽炎のように揺れるサーフナンバーM4「Garden」、2015年にデモMVがYouTubeに公開されていたM5「SALV.」は、タイトなリズムセクションと軽やかさと重みを両立した ギターワークにメランコリックな歌がより立体的に絡み合っている。TENDOUJIがいかに愛さずにはいられないロックバンドであるか。それはこのEPを聴いてもらえば十二分に伝わると思う。

 

DAWA(FLAKE RECORDS)

TENDOUJIらしいゆるさというか、ローファイというか、時代の空気読んでないというか、らしさ爆発。かつパキっとしてるなー。片寄さんすごいなーやっぱり。片寄さん最高だなー。和製Ric Ocasekまじだなー。

 

FM802「RADIO∞ INFINITY」 DJ樋口 大喜

心を弾ませて新譜をCDプレイヤーに入れた。再生して直ぐ野太いカウントが聴こえて反射的に停止してしまった。これまでの彼らとは何かが違う。これは生半可な覚悟では聴けない!一呼吸し改めて再生する。ローファイなサウンドと英詞ながらも口ずさめるほどキャッチーな楽曲!さらに次曲が再生された途端、見事にプレイヤーを二度見した。先ほどまでのバンドがノスタルジーすら感じるこの曲を…!?

TENDOUJIは既存の枠に囚われない、もはや形容しがたいバンドだ!

 

CHAI

いったーーーー!!きたーーー!!!!ちょーーーかわいい
!!!!!!センスいいな〜愛らしいな〜愛されおじさんだな〜!ライブがちょーみえるものと、親のような暖かさもあって、    とてもはっぴーだよーー!かわいい!
音が変わったよ〜進化したよ〜!!いいんだよな〜!

DAOKO

はじまりの曲、“Killing Heads”はイントロから掴みバッチリで今迄のTENDOUJIらしい印象+パワーアップしている感覚(つ、つよい…!)で、ワクワクしました。三曲目“Peace Bomb”は、イントロギターリフのエネルギー量が半端でない!サビも突き抜けるポップさで気持ちイー!ピースボム(幸せの爆弾)って…タイトルも最高ですよね!TENDOUJIが音楽シーンを楽しくしてくれる気しかしないっ。ラスト曲の”SALV.”は、「あれ、やだ大人の色気?余裕?こんな曲もできちゃうの…?」と、ドキドキしていたら、思春期のヒリヒリとした青い感覚もパッケージングされていて、絶妙なバランスでした。プロデュースされた片寄さんは私も大大大好きな方です。TENDOUJIを聴いている時って、どうしてこんなにハッピーな気持ちになるんだろう…?